今週の週刊現代、立ち読みして爆笑しました。
白川日銀総裁を銃殺せよ!
ノーベル経済学賞のP・クルーグマン教授のインタビューです。
13年連続でデフレ不況を続ける中央銀行総裁など、「銃殺」すべきだそうです。
さすが、その道を極めた人はいうことが違う。
私など甘い、甘い。
予算委員会、松原さんの後も見ていましたが、ダラダラしながらも見所だけはありましたね。
うとうとしていたら、石破自民党政調会長がかの「内閣総力戦研究所」について言及。
要するにシンクタンクが大事だと言うことらしいです。与野党一致で実現して欲しいです。もちろん、私も参加させて!笑
私の理想は、陛下の与党と野党とにそれぞれ昔の内閣総力戦研究所のようなものがあって、研究交流が今の台湾と大陸並みにあるような形式です。
良い機会なので公言しておきますが、私のライフワークの一つです。
内閣総力戦研究所の復活!
いずれ詳しくお話しします。
昭和一六年夏に日米模擬戦(シミレーション)を行い(ほとんど的中したのに)、近衛内閣はまったく賛成しなかったという伝説の組織です。
で、石破さんに一つ事実誤認。
「原爆とソ連の参戦以外ほとんどそのまま当てた」と述べられましたが。原爆は昭和一六年夏には存在しないのでしかたないですが、ソ連の参戦は的中しています。もう一つ当てられなかったのは、真珠湾攻撃です。
彼らがなぜ当てられなかったかは、今月の『歴史読本』の私のコラムをどうぞ。笑
一言で言うと、
山本五十六が馬鹿すぎた
からです。内閣総力戦研究所は、当時の日本最高の若き俊才を集めていますので、山本五十六如き既に耄碌していたとしか思えない老人の考えることなど想像できません。
え、あの名将と言われた?と思われた方。かなり騙されています。
定跡をはずすのは名将ですが、中途半端にはずれるのは愚将です。
三つのコラムを担当したのですが、要約すると、
東郷平八郎と山本権兵衛の関係は政軍関係の理想だが、どんどん薄れていく。
ロンドン会議での条約派と艦隊派の対立なるものは「日米開戦の原点」でも何でもなく、空気が読めない老人たちのポジショントークの応酬にすぎない。
真珠湾攻撃は、バクチ打ちの山本五十六が部下の作戦を中途半端に採用したので意味不明な結果になった。
です。
『総図解 よくわかる日本の近現代史』